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 最近俳句をはじめました。いろいろな制約の中で「伝える」という本質は、議員活動と同じだなあと思ったりしています。日々の活動や生活の中での俳句を、少しずつ掲載していきたいと思います。ご指導のほどよろしくお願いします。
 俳句に興味のある方はぜひ作品をお寄せください。このホームページで紹介したいと思います。初心者の方は、私と一緒に上手くなっていきましょう。心得のある方は、ご教授ください!
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     《一句一景バックナンバー》
          ● No.3 (2016〜2017)   こちら
          ● No.2 (2010〜2015)   こちら
          ● No.1 (2008〜2009)   こちら

修理待つまでの炎昼屋形船
しゅうりまつ までのえんちゅう やかたぶね
 7月の豪雨災害の被災地では「こんなことは初めてだ」とあちこちで声が聞かれました。

 日田では観光に活躍する屋形船が10艘以上流されたり壊れたりしました。

 「早く修理して9月からの観光シーズンに間に合わせたい。後から公費が出ることがわかれば修理にかかれる」

 ──との声に、私たちはすぐに国の制度を調べて、この日の午後市長を訪問した時に伝えました。

 無事だった屋形船で「日田夕涼みリバークルーズ」を予定通り実施するなど、日田のみなさんは、がんばっていらっしゃいます。

(2020.8.28記)


湯平の土台あらわに梅雨激し
ゆのひらの / どだいあらわに / つゆはげし
 7月7日8日に梅雨前線による豪雨災害に見舞われた日田市や由布市。
 7日と21日には日田市へ、12日には由布市へ、被害状況の調査や要望をお聞きするために現地に行きました。

 由布市湯平は、花合野川沿いに温泉宿が並ぶ風情ある温泉街です。
 私の母のふるさとで、子どもの頃よく行っていた懐かしい場所です。その湯平も大きな被害を受けました。

 護岸が大きく削られてしまった様子はとてもショックでした。
 川から少し離れた旅館の女将さんは「大きな石がいくつもゴロゴロ川を流れていって振動がすごくて、怖かった〜」と話して下さいました。

 今後とも県や国にみなさんの声を届けてがんばります。

(2020.8.14記)


春愁の窓を励ます街宣車
しゅんしゅうの/まどをはげます/がいせんしゃ
 コロナウイルス感染症の影響で仕事が減ったり子どもたちの休校が続いたり、みなさんいろいろと大変な思いをされていることでしょう。

 私たちはこの間、人との距離をとって活動できる街頭宣伝に力を入れ、使える制度を紹介し「お困りのことなどありましたら日本共産党に遠慮なくご相談ください」と呼びかけています。

 先日はある方から「共産党の宣伝カーを見かけて、えんどさんだと思って声のするほうに行ってみたけど会えんかったんよ〜」と電話をいただきました。

 「みんな不安で何を信じたらいいのかって思っている時に、議員さんの声が聞こえてくるのってありがたい。大事やわぁ。ひとり10万円の給付金をって共産党が言ってたって知らんかった。どんどん言って〜」と言っていただき、とてもうれしく思いました。

 ありがとうございます。今後ともがんばります。

(2020.4.21記)


百の梅笑う還暦同窓会
ひゃくのうめ/わらう−かんれき/どうそうかい
 2月2日に青山中学校28回卒業生の還暦同窓会をしました。同窓生105人、恩師4人の109名が参加し、賑やかに再会を喜び合いました。

 今回は葉書での案内はせず、LINEを中心に連絡を取り合い、グループLINEでの交流が今も続いています。
 私も幹事のひとりとしてお手伝いさせてもらいました。

 「あの時代、なかなかしゃべれていなかった仲間と一緒にしゃべれる機会が持てるなんて、何かあの時代に忘れてきたものを取りに行く様な感じかなぁ。幹事さんありがとう」

 「LINEでみんないろいろ苦労してきたんだって知って、みんなに会って、自分が変わった。私だけじゃないんだってわかった。今まで人にそう言われてもわからなかったけど、やっとわかった。生きていこうと思えた」

 こんな言葉をもらって本当に感激です。幹事冥利につきます。
 みんなに再会できて、本当によかった!これからも仲よくしてね。よろしくお願いします。

(2020.2.21)


初仕事二重にかかる虹を超え
はつしごと / にじゅうにかかる / にじをこえ
 朝の街頭宣伝に向かう途中、きれいな虹がかかっていました。

 くっきり綺麗に半円を描き、しかも二重にかかっています。
 今年初めての朝宣伝の時にです。

 何だか幸先よくて、いいことがありそうな予感です。長い時間かかっていてたので写真を撮ることもできました。

 こんなにきれいな二重の虹は初めて見たような気がします。

 よ〜し、今年もがんばろう!
 去年よりもっともっとお役に立てるようにがんばろう!と、思いを新たにしつつ、虹を眺めました。

(2020.1.30記)


去年とは違う色なり初茜
きょねんとは/ちがういろなり/はつあかね
 去年のお正月は2回目の県議選への挑戦を前に、不安と緊張の中で「今度こそ必ず」との思いでいっぱいでした。

 そして昨年4月、みなさんのご支援のおかげで県議会に送っていただくことができました。
 今年のお正月は、一層みなさんのお役に立てるように、と決意を新たにしています。

 毎年扇山から初日の出を拝みますが、雲の様子やお天気で初日の出の美しさも違います。でも、それよりも今年は自分の気持ちが大きく違うなぁ、と改めて感謝の思いでいっぱいです。

(2020.1.21記)


閉鎖待つ温泉ホテル冬の月
へいさまつ / おんせんほてる / ふゆのつき
 別府のかんぽの宿が閉鎖してしまいました。

 閉鎖前に温泉に入りに行きました。

 「この温泉に入れなくなるのは、もったいないですねぇ〜」
 「こんなにゆったり入れる温泉はなかなかないですよねぇ」

 と露天風呂で出会った方と話しました。

 湯雨竹(ゆめたけ、温泉を冷やす竹製の装置)もあってとっても風情があり、好きな温泉でした。
 この日は露天風呂からおぼろ月が見えて最高でした。

 食事会などでも時々活用させていただいていたので、とても残念で淋しい限りです。

 これまで長い間お世話になりました。いいお湯やいい時間を楽しませていただきました。ありがとうございました。(2019.12.27)


靴ひもをギュッと結んで秋の尾瀬
くつひもを / ぎゅっとむすんで / あきのおぜ
 同級生の仲間たちと尾瀬に行きました。
 この頃大分は毎日雨だったようですが、尾瀬はお天気に恵まれました。

 8月下旬の尾瀬はすっかり秋でした。

 群馬県の鳩待峠から尾瀬ヶ原へ。
 山小屋に泊まって翌日、尾瀬沼を経て福島県の沼山峠へと歩きました。

 ゆっくりペースだけどみんな元気に歩けてよかったし、秋の花や自然を満喫できたし、本当に楽しい旅でした。


(2019.9.10)


ここん湯は腰にいいんよ今朝の秋
ここんゆは / こしにいいんよ / けさのあき
 別府の温泉を巡るスタンプラリー別府八湯温泉道。

 88カ所の温泉を制覇すると名人に認定されます。
 私も名人の端くれで、温泉道のおかげで別府のあちこちの温泉を楽しんでいます。地域ごとにある温泉に入らせてもらうことができるのは、ありがたいことです。

 竹瓦温泉では、観光客の方に「どちらからですか?」と声をかけると「新潟からです」「私は大阪から」とのこと。
 「それは遠くからようこそ」「ここの湯は熱いね」「おすすめの温泉は…」とおしゃべりがはずみます。

 南的が浜温泉では常連さんとおしゃべりになりました。

 「ここの湯は腰やヒザにいいんよ。腰やヒザが痛い人が病院に行かんでも、ここの温泉に通いよったらよくなるんよ」と教えてもらいました。

 みんな地元の温泉を愛しています。県外から別府の温泉を愛して通って来る名人仲間もたくさんいます。

 別府に生まれ育ち暮らす私は幸せです。

(2018.8.27)


車窓より夏の開聞岳の黙
しゃそうより/なつのかいもん だけの/もだ
 別府大学短期大学部の子どもの遊び研究会のOBで鹿児島にバス旅行に行きました。恩師の荒金学先生がむかし苦労して収集した遊び道具を、枕崎の方が譲り受けて下さいました。
 その遊び道具約5000点をきれいに展示して下さった「あそんでまなぶみゅうじあむ」に行こう、と計画したのです。

 久しぶりの再会で、バスの中は終始ワイワイ賑やかでした。そのうち、車窓に開聞岳が見えてきました。

 特攻隊が開聞岳にさよならを告げ、覚悟を決めて沖縄に向かい、二度と帰ることはなかった戦中の時代。
 その話になると、バスの中も静かになりました。

 今日の開聞岳はそんな悲しい時代の話を知っているのか、終始無言のままでした。そして少し雲をかぶって、静かに指宿の街を見下ろしていました。

(2018.7.25)


母の日に届いた赤き名刺入れ
ははのひに   とどいた あかき   めいしいれ
 母の日に長女から赤い名刺入れが届きました。

 開くとhisakoと名前を入れてくれていました。
 来年春の県議選を控えている私にとって、とても嬉しいプレゼントです。

 実は「何がいいか姉ちゃんが悩みよったよ」と次女が言うので「名刺入れがいい」とリクエストしたのですが、長女のがんばっての気持ちが伝わってきました。

 「今度こそ必ず」と決意あらたにありがたく使わせてもらっています。

(2018.5.19)


傷あとの鶴見岳静かに夏に入る
きずあとの   つるみ しずかに   なつにいる
 2016年4月16日の震度6弱の地震から2年少し。
 鶴見岳にはまだ傷が残っていますが、猫に引っかかれたような痕は、だんだん緑に覆われてきました。

 別府では熊本などに比べると被害が少なく、私たちの暮らしも静かな日常を取り戻しているかのように見えます。
 それでも、いろいろなところで傷を感じることもあります。

 今年もこうして別府はまた夏を迎えます。もっと大きな災害の被災地では……と思いをはせながら。

(2018.5.8)


よかったら食べていかんね筍ごはん
よ か っ た ら た べ て い か ん ね た け の こ ご は ん
 私たちは市民アンケートに取り組んでいます。

 アンケートに寄せられた要望箇所を見に行ったりお話を聞いたり、その場で市役所に電話し改善をお願いしたり。

 その後、一緒に行動したYさんが「えんどさん、よかったらご飯食べて行かん?」と言ってくれました。
 遠慮なくごちそうになりました。

「わぁ、たけのこご飯だ!うれしい!チモトも懐かしい〜」

 と、まるで実家のように落ち着けてしまうのです。

 ごちそうさまでした。
 肉じゃがも、具だくさんの味噌汁もおいしかったです。

(2018.5.2記)


わが町を語らうカフェにヴィオラ咲く
わがまちを   かたらう カフェに   ヴィオラさく
 日出町議選を前に立候補予定の川辺ゆみこさんを囲んで女性たちが集まると、隣町の私にもお誘いをいただきました。

 みんなでわが町の未来を語り合うのは楽しいものです。
 素敵なカフェでおいしいコーヒーを飲みながらなので、なおさらです。

 おしゃべりも装いも個性が花開く女子会となりました。

 みんなで得意なことを活かして力をあわせ、その後、川辺さんの当選を勝ち取ることができました。

 これからも女性パワーを発揮し、川辺町議を支え、一緒に町づくりをすすめていきましょうね。 (2018.3.27)


ぶかぶかの制服浅きあさき春
ぶかぶかの/せいふく  あさき/あさき  はる
 3月末に3歳の誕生日を迎え、すぐに3歳児として幼稚園に入園予定の孫の制服姿が送られて来ました。
 まだまだ赤ちゃんぽさを残し、何もかも手のかかる3歳なりたての子が幼稚園だなんて、先生方は大変です。本当にお手数をおかけします。

 おねえちゃんのお迎えに行っているし、いろいろな行事に参加したり見たりしているし、本人は早く幼稚園に行きたくて行きたくて、張りきっているようなんですが。

 先生方、大変お世話になります。子どもたちをよろしくお願いします。

(2018.2.19)


 豪雨の中の国民平和大行進(前列向かって右端)2012.7.13
遺志を継ぎ寒風に幟たじろがず
いしをつぎ   かんぷうに はた   たじろがず
 大先輩の元日本共産党別府市議、白石昇さんが亡くなりました。91歳でした。

 ご自身の戦争体験から反戦平和を訴え続けた白石さん。
 信念を貫きとおした生涯でした。長い間本当にお疲れ様です。大変お世話になりました。

 ご近所のみなさんは、お通夜のお迎えのバスに乗り切れなかったそうです。
 別府市議を20年、自治会長を40年されされた白石さんが、いかに地域で頼りにされていたかが感じられました。

 葬儀でもお花をお棺にと最後のお別れをする方がとても多かったことが印象に残りました。

 ※白石さんの葬儀についての詳しいことは 活動アルバム を

(2018.1.29)


獅子舞やビクッビクッと子の鼓動
ししまいや    びくっ びくっと    この こどう
 お正月に孫たちと獅子舞を見に行きました。
 4歳のおねえちゃんは怖くて泣いてしまいました。2歳の子を抱っこしていたら、ビクッビクッと怖い思いが直接伝わってきます。

 「お獅子に頭をパクッて噛んでもらったら病気にならないんだって」と言って、他のお客さんたちが頭を噛んでもらうのを見るうちに、何とかふたりとも頭をパクリとしてもらうことができました。

 帰ってから、アイスをたくさん食べたがる4歳の子に「そんなに食べたらおなかが痛くなるよ」と言ったら、こんな言葉が返ってきました。

 「お獅子にパクッてしてもらったからおなか痛くならないもん」

(2018.1.28)


初日の出待つ山頂の長い黙
はつひので  まつさんちょうの  ながいもだ
 今年の元旦も、初日の出を扇山で拝みました。
 今年は雲が厚くなかなかお日様が顔を見せてくれず、じっと待ち続けました。

 雲間から射す光線がとても幻想的できれいでしたが、やはりお日様が顔を出してくれるまでは帰れません。
 初明かりの中の別府の街と別府湾を眺めながら、雲を箒で払いのけたい気持ちでした。

 寒くてスクワットをしながら待つうちに、やっと雲の間から覗いた初日の出を拝むことができました。

 来年4月の県議選に向け、今年はがんばり時です。
 なかなかうまくいかないこともあるけれど、辛抱も大事だよと初日が教えてくれたような気がします。

(2018.1.16)

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