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 議員という仕事柄、たくさんの人とお会いします。また、市内、県下は当然として、日本中をとびまわることも多いのです。誰とお会いしても、どこを訪問しても、教えられることがたくさんあります。そんな活動の一こまを、写真とともにご紹介いたします。
 市役所の市民サービスにについて 09.4.23(木)
 私のところにある高齢の女性から、「夫が亡くなった後の手続きがとても大変だった。一ヶ所で手続きができるようにいなるとありがたいのだが」という声が寄せられました。

 私は、3月議会の一般質問でこの声を紹介し、「窓口の手続きを簡素化し市民サービス充実ができないか」と質問しました。

 別府市役所の市民課や保険年金課などでは、椅子に座って手続きができるローカウンター化、受付番号発行機の設置、窓口表示を色別にわかりやすくするカラー化、案内などしてくれるフロアーマネージャーの配置など、H16年度から窓口の改善がすすんできました。(写真参照)

 市は、私の質問に答え、これまでにも様々な改善が行なわれてきたことを紹介した上で「過去にも死亡届けに関する諸手続きをひとつの窓口にできないかと検討したが、相談や金銭の授受に関する事務については、担当課でないと対応が困難で実施できなかった。今後も引き続き検討していく。職員によるサポートなどソフト面での改善も考えたい」と答えました。

 フロアーマネージャーさんや案内の職員さんはじめ、別府市の多くの職員は親切でにこやかに対応していて好評です。私はこのことを評価し、今後も研修を含め検討・努力するよう要望しました。

 市役所など公務員の職場も年々職員数は減り仕事は増える一方です。残業も多く、市役所もいつも夜遅くまで電気がついていて、病気になる人も増えています。
 私は、職員が健康でいきいきと働き続けることができる職場でなければ市民に対してよい仕事はできないと思っています。能力や経験ある職員が病気になっては、市民にとっても損失です。非常勤の方も含めて……。

 公務員の職場も、民間も、商売の方など含め、もっともっと人間らしい働きかたができるようにならなければおかしいと思います。ヨーロッパでは2時3時にはみんな仕事はおしまいだそうです。

 働くとは、本来能力を発揮し向上させ、社会に役立つ楽しいことのはずですよね。

(写真は桜と由布山)

 学校給食 09.4.16(木)
 3月議会、私は学校給食の問題で質問しました。

 私の質問に答えて、スポーツ健康課長は各小学校で給食を作っている単独調理場の取り組みを答弁しました。

 別府市の各小学校の調理場には、それぞれ1名の栄養士さんと数名の調理員がいます。小学校の食育は、この栄養士さん調理員さんが中心にすすめています。
 献立は栄養士さんが自分の学校の実情に応じて作り、子どものリクエストを参考にした「お楽しみ給食」や季節の行事にあわせた献立など、それぞれの学校で工夫しています。

 また、アレルギーのある子どもさんには、一人ひとりに応じた除去食を提供し、どの子も安心して給食を食べることができるように努めていることや、栄養士さん調理員さんが給食時間に各教室を回り、子どもたちの声を聞いたり、家庭科やクラブ活動、親子料理教室、給食だよりなどを通して、専門家の立場から家庭の食育にも取り組んでいることなどが紹介されました。

 私は、「このようなきめ細かな食育の取り組みはとても大事であり、将来的にも各学校での単独調理場を続けてもらいたい」と求めましたが、課長答弁は「今後については慎重に検討していきたい」とあいまいな答弁でした。

 給食は教育の一環です。
 議会内から、「将来的には給食センターで中学の給食と一緒にできないか」という意見も出ています。しかし、コスト論ばかりで考えるのではなく、大事にすべきところはしっかり守っていかないといけない、と私は考えています。

(写真はウグイスカグラ)

 混浴温泉世界 09.4.14(火)
 別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」が4月11日から6月14日の日程で始まりました。

 別府の商店街の空き店舗を拠点にして世界各国のアーティストが作品を作り、私たちは地図を片手にその作品を目当てに街を歩き楽しみます。

 若い人たちが古いアパートに数ヶ月滞在したり、入れ替わり立ち代わり訪れたりしながら、思い思いの作品を作ったり進化させたり。
 ……などなど、いろいろなイベントがあります。

(背後の作品は、台湾出身のマイケル・リンさんの作品。ボランティアの人と一緒に製作したそうです)

 私は、現代アートとか現代芸術とかというのは、正直よくわかりません。

 でも、シンポジウムに参加し、若いボランティアさんに案内されるまま作品をめぐってみるうちに、別府生まれ別府育ちの私も、別府を再発見できました。

 作品は私たちを今まで知らなかった別府に導いてくれる案内役なんだと気づきました。シンポジウムで言っていたのはこういうことなのかと・・・。

(写真はわくわく混浴アパートメント)

 たとえば、波止場神社にもお茶碗に黄色い水を入れて並べている……というフランス在住のアーティスト、サルキスさんの作品があります。お茶碗の意味はわからないけど、作品に誘われて行ってみたことで、竹瓦温泉のすぐ近くに波止場神社があることを初めて知り、楠港ができた経過などを知りました。
 これまでは、前を通っても目に留めていなかったのでしょう。

(写真は小手毬〔コテマリ〕の咲く波止場神社と並べられたお茶碗のアート)

 行ったことのある路地裏も、インリンさんに誘われて、今までとは違う視点で見れました。散髪屋さんのにおいも……。そうしたら「こっちの路地裏も通ってみよう」「ここにも路地があるかな」なんて気になるのが不思議です。

 とにかく、よくわからないままでけっこうなので、参加してみませんか?
 若い人たちが全国各地からやってきて「別府はおもしろい」とか「食べ物がおいしい」とか「温泉が100円では入れるなて」とか「人が親切でいい」とか言ってることがおもしろいですよ。

 アーティストのみなさんに言わせれば、別府の街や私たち別府に暮らす人々自身がアートなのかもしれません。

(写真はインリンさんに誘われて入った路地裏)

 近鉄跡地はどうなる? 09.4.12(日)
 3月の別府市議会一般質問で、私は、駅前の近鉄デパート跡地の本多産建のマンション計画について質問しました。この計画は、別府市の中心市街地活性化基本計画の中心的なものとして位置づけられています。

 この問題は、これまでも何度も質問してきたものです。

 12月議会の前に私が宇佐市の本多産建を訪れて状況を直接聞いた際には、「景気がよくならなければ、今は何とも言えない。生き残るためにどうすればいいか・・」と言っていました。

 その後、1月15日の新聞記事では本多産建会長のコメントで今年の5月か6月ごろ着工すると明言しています。

 ところが、翌月の2月25日の記事では着工時期を今年10月と説明しており、社長が交代しています。

 市民の中では、ずいぶん前から「本多産建マンションはできないんじゃないの」という声があります。

 私の質問に答えて市の担当課長は、「本多産建の計画案は、金融サイドの支援を前提としたものだが、事業規模70億円、15階建て323戸6店舗、今年秋口に着工。建物は3棟からなり3期に分けた工事で4年間で整備したいとしている」などと説明。

 私は、新聞記事での説明が変わっていることなどに触れ、
 「これまでもこのマンション計画は紆余曲折があった。先行きを危惧するような話も耳にする。ひと月で方針が変わるような会社を市がバックアップして大丈夫なのか。──」

 「──住宅金融支援機構から資金調達ができなかった場合は、計画自体が消滅するもの。新聞記事にもあるように約50億円の融資申し込みをしているとのことだが、そのような多額の支援はできないのではないか、との情報も得ている。駅前の大事な場所であり、近鉄跡地の活用については市民の関心が高い。マンション建設計画がとん挫した場合のことも考えて、近鉄跡地の活用について市として内部協議が必要と考えるが、どうか」 ……と、市長答弁を求めました。

 浜田市長は、「十分に内部で協議したい」と答弁しました。

(写真は上から翁草、すずらん水仙、クリスマスローズ、ムスカリ)

 国保税の引き下げが決まりました 09.3.29(日)
 3月25日の市議会最終日、国保税の引き下げの議案が全会一致で可決されました。新年度の国保税がほとんどの世帯で、わずかですが引き下げになります。

 私は、議案質疑(提案されている議案に対する質問)と一般質問(何でも質問できる)の両方で国保税のことを質問しました。

 今回、別府市は一般会計から国保会計への繰り入れを3000万円増やして国保税の引き下げ行なうことを提案しました。その市の努力を評価した上で「残念ながら十分な引き下げではない。この引き下げが実現してもまだまだ高い。さらに引き下げるため一般会計からの繰り入れをもっと増やせないか」と質問しました。市の答弁は「これで精一杯です」というものでした。

 「精一杯だという答弁だが、高い国保税に市民も『ない袖は振れません』と言いたい状況。しかし、払わなければ保険証がもらえなくなってしまう。これ以上の引き下げが無理だというなら、失業や病気・廃業などで国保税が払えない世帯のため、市独自の減免制度が必要だ」と求めました。

 市の答弁は、「国の軽減制度がある上、低所得世帯の加入割合が過半数を超える別府市の現状では、減免制度の導入には慎重にならざるを得ません」というもの。

 日出町では、町独自で国保税の減免制度を作ったそうです。大分市にもあります。「大分市のように・・・」と言うと「大分市と別府市では財政状況が違います」と答弁があったので、私は「大分市と別府市では市民の生活状況も違います」と反論しました。

 さらに負担を軽くするため、今後ともみなさんと力を合わせて粘り強くがんばります。

(写真は雪柳=ユキヤナギ。白い花が柳状の枝に密生し、遠くから見ると白い柳のようにも、花の噴水のようにも見えます)

 介護保険料の負担が軽くなります 09.3.25(水)
 私たち日本共産党議員団は、野田のりこ市議を中心に介護保険料や利用料の負担を軽くするよう一貫して求めてきました。

 3月議会に提案されていた介護保険料の負担が軽くなる条例改正案が、25日の市議会最終日、全会一致で可決されました。

 今後3年間の別府市の介護保険料は、基準額(第4段階)が月額3,950円で、これまでの保険料と変わりません。ただし実際には、国の激変緩和措置により基準額で、2009年度は月額102円、2010年度は51円の引き下げになります。別府市は2億4000万円あまりの介護保険の基金のうち約7,400万円を取り崩し、介護保険料を抑えるために活用することにしました。

 また、これに加えて、第4段階のうち低所得の方に対し、第3段階と同じ介護保険料になる軽減が実施されることになりました。この対象となるのは、第4段階(基準額)(本人が市民税非課税で世帯内に市民税課税者がいる場合)のうち課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万以下の方です。

 この軽減は、世論に押され国が打ち出したものですが、市町村によって軽減の割合が違います。市議会厚生委員会でえんど久子はこのことを質問しました。別府市はこの方々の保険料を基準額の0.75倍(4分の3)に設定していると答弁。多くの自治体は基準額の0.83倍など3段階と4段階の間の額となっています。別府市の負担軽減の割合は県下一高く、低所得者にとってありがたい内容になっていることが、厚生委員会の答弁でわかりました。25%の軽減を行なうのは、県下14市中別府市だけです。

 この新しい軽減の対象となる方は、4,750人あまりの見込みです。この軽減により、新年度1年間で1万1500円、今後3年間の合計では3万5100円、介護保険料の負担が軽くなります。

 これにより新年度の年間の介護保険料は、第1段階・第2段階は2万3000円、第3段階とこれまでの4段階の一部の方は3万4600円、第4段階は4万6100円、第5段階は5万7700円、第6段階は6万9200円となります。

 また、私は介護報酬のアップを職員の待遇改善につなげるよう行政指導すべきと求めました。しかし、指導はできないという答弁でした。

 日本共産党は、みなさんとご一緒に国や市に向けて負担を軽くするよう粘り強く求めてきました。粘り強く力を合わせてがんばることがどんなに大事なことか、今回も実感させられました。

 しかし、介護保険の認定の問題など、まだまだ多くの問題があります。今後とも力を合わせてがんばりましょう。

 このような国の制度の矛盾を改善させるためにも、総選挙で日本共産党の国会議員を大きく増やしたい、そのために私もがんばりたいと思っています。

(左写真はレンギョウ)

 市営住宅の家賃減免制度 09.3.24(火)
 3月議会の報告が遅くなりました。

 私の一般質問は3月13日でした。
 この一番の成果は、失業・病気・高齢などのため収入が大幅に減ったりした市営住宅入居者のための家賃減免について、「新年度より実施するよう考えている」と答弁があったことです。「検討中の案では、収入区分に応じ4段階に分け家賃の20%から50%の減額を考えている」とのこと。
 私は、全入居者に配布するなど、この制度をしっかりお知らせするよう求めました。「管理人集会や回覧などで説明したい」と答弁がありました。

 別府市には市営住宅の家賃減免の条例があります。しかし、具体的な減免の基準が決められていなかったため、実際には相談があっても減免を実施できずにいました。

 私は、2007年9月議会(H19年第3回定例会)から、何度も家賃減免を早く実施するよう求めてきました。

 「県下では、大分市で900件、中津市で170件、佐伯市で52件というふうに、ほとんどのところが減免を実施しています。実施もしてないしその減免率を定めてないというところは、県下で別府市と由布市だけです。これは当然しなければならない、住宅法に定められたものであり、条例も定めているしお知らせもしている。しかし、具体的に対応できるところまで決めてない。困った人が相談に来たら即対応できるようにしておかなければならない」(07年9月議会)などと質問してきました。

 新年度からの実施をうれしく思っています。失業などで市営住宅家賃の支払いに困っている方は、遠慮なく市の建築住宅課にご相談ください。

(写真は扇山古賀の口の市営住宅)

 3月定例市議会 09.3.5(水)
 3月定例市議会が、2月25日より3月25日まで開会中です。別府市議会では、まず旧年度の補正予算などの議案を審議し採決した後、新年度予算が提案されます。きょう3月5日、旧年度関係の議案が採決され、新年度関係議案が提案されました。

 08年度の議案に、国と県の予算で北浜の海岸を埋め立て緑地帯などをつくる、そのために別府市の意見を求める、というものがありました。別府市の予算はともないませんが、私たち日本共産党議員団は、市民生活が深刻さを増す中で優先すべき事業ではない、と反対しました。反対は我々日本共産党議員団の3人だけでした。

 30億かかるのか40億かかるのかわかりませんが、とにかく大きな事業です。高潮対策だといいますが、私は「防災面にしぼり規模を縮小すべきで、国・県の税金は不況に苦しむ国民生活のために優先して使うべきだと考えます」と反対討論しました。
 
 収入が減り病人がいるなど家計が大変なときに我が家のブロック塀が危ないとします。あなたならどうしますか?私なら少々かっこ悪くてもとりあえず安上がりに危なくないようにします。

「市の税金を使わずに県や国がしてくれるんやからいいやんか」という意見もありますが、県の事業でも国の事業でも私たちが払った大切な税金ですよね。

(写真は反対討論するえんど久子)

 国保税引き下げ、減免を求めて 09.3.5(水)
 「国保税が高すぎて払えない」という声が切実です。日本共産党市議団は、国保税の引き下げや市独自の減免を求め「国保をよくする別府の会」のみなさんとご一緒に署名運動に取り組んできました。これまでに2800を超える署名が寄せられました。

 その甲斐があり、別府市は3月5日、市議会に国保税を引き下げるための条例改正案を提案しました。10日の議案質疑と18日の総務文教委員会で審議され、25日の3月議会最終日に採決されます。
 
 年額600円から1万2800円の範囲での値下げという提案で、過半数の議員が賛成すれば新年度より実現します。この改定が実現すれば低所得の世帯など97.5%の世帯が引き下げになります。

 しかし、十分なものとは言えず、日本共産党市議団はさらなる負担軽減を求めてがんばります。

(写真は1月30日署名を市に提出した際、挨拶する「国保をよくする別府の会」の青木榮一会長)

 巨大なごみ焼却場建設 09.2.4(水)
 ご存じですか?
 1日の処理能力235トン、建設費130億円、維持管理費128億円(H40年まで)という大きなゴミ焼却場が建設されようとしています。

 これにより別府市の財政負担は約199億円、杵築市約40億円、日出町約31億6,000万円(H40年度まで)という巨額なものになります。これは、国からの交付金や起債を除いた財政負担ですから、一般会計約400億規模の別府市にとっても、杵築市・日出町にとっても、独自でこれだけの財政負担をしなければならないというのは、過重な負担です。

 日本共産党の別府・杵築・日出の議員5人は、2月2日(月)、この焼却場をもっと小さい規模にするよう、5月には業者が決定するという事業者選定手続きを延期し、計画を見直すことなどを、浜田博管理者らに申し入れました。
 浜田管理者は「管理者会議で協議する。申し入れの趣旨は事務局にも伝える」と答えました。

 別府市・杵築市・日出町の2市1町からなる別杵速見地域広域市町村圏事務組合(管理者-別府市長、副管理者−杵築市長・日出町長)。ゴミ焼却場「藤ヶ谷清掃センター」の建て替え問題は、この広域議会で議論されてきました。

 昨年12月の広域議会で、建設・維持管理などの債務負担行為(将来にわたる経費の支出義務を負う契約を結ぶこと)約260億円(259億3500万円)が可決されてしまいました。しかし、本当にこのまま計画をすすめていいのでしょうか?

 各市議会議員で構成される広域議会。今は、別府市議会の日本共産党議員団から平野文活議員団長がこの広域議会に出ています。約260億円の債務負担行為に反対したのは、29人の広域議員のうち平野さん一人でした。

 ゴミ焼却場は小規模なものにするよう、日本共産党は再三にわたり広域議会や市議会で求めてきました。その甲斐があり、3炉計画を2炉にすることや、何でも燃やす溶融炉ではなくストーカー炉にすることなど、私たち日本共産党の提案が取り入れられました。

(写真は申し入れ。右から、浜田博管理者、平野文活・野田紀子・えんど久子各別府市議、加来たかし杵築市議、佐藤隆信日出町議)

 しかし、どうしても納得できないのは焼却場の規模です。今でも1日に出る燃やすゴミは200トン以下。焼却場の1日のゴミ処理能力は200トンで十分です。なぜ235トンという大きな焼却場が必要なのでしょうか?

 しかも、別府市はH28年度までにH18年度比で19%のごみ減量を行なう計画です。杵築市・日出町もごみ減量を計画しています。分別やリサイクルなどをすすめ燃やすごみを減らせば、ごみ焼却場はさらに小さい規模のものですみ、財政的にも助かります。ゴミ減量化が地球温暖化対策としても大切なことは言うまでもありません。

 ところが、別府市は「H22年度からプラスチックごみを分別収集する」予定を見直すと言い出しました。それは、藤ヶ谷清掃センターを運営する広域事務組合が「ゴミに含まれるプラスチック類の割合は現状の26%のまま変えない」と言っているからです。シャンプーやマヨネーズなどの容器・ペットボトルのフタなどは、別府市では燃やすゴミに捨てるよう指導されています。このまま、プラスチック類を燃やし続けるという浜田市政は時代に逆行ですよね。おかしいと思いませんか?

 また、建設と運転を一括して行なう業者を決める選定委員会には、清成宣明広域圏議会議長、三ヶ尻正友前広域圏議会議長ら、市議会議員などが名を連ねています。私たちは、選定委員会から議員を除き、環境学や燃焼工学などの専門家を入れることを求めました。

 別府市議会には行政改革特別委員会が作られました。それだけ市の財政が大変な時に、ゴミ焼却場の財政負担を軽くすることは最大の行革とも言える大事な問題だと思います。

 ちなみに、総合体育館べっぷアリーナの総工費(設計・建設・備品などを含む)は約43億6,000万円。西別府団地の建設費(A棟・B棟の合計、電気・都市ガス・給排水などを含む)は約10億2,600万円ですよ。130億という工事がいかに大きな事業かがわかりますよね。
 この事業を億単位、何十億という単位で縮小することができれば、その予算を市民のために使えるのですから、もっと市民の意見を聞くべきではないでしょうか。

 みなさんのご意見をお寄せください。

(写真は別府市役所市長室にて)

 国保税引き下げ、減免を求めて 09.2.3(火)
 1月30日(金)、「国保をよくする別府の会」は、『高すぎる国民健康保険税を引き下げること』と『低所得者のための減免制度を作ること』を求める陳情書を、2,265筆の署名を添えて別府市に提出しました。
会員さんなど24名が参加し、市からは総務部参事と次長が対応しました。

 昨年4月の国保税引き上げで、多くの世帯が1.4倍1.5倍に跳ね上がり、「高すぎて払えない」「国保税を払ったら生活できない」という声が切実です。別府市の市民所得は県下最低レベルなのに、国保税は最も高いレベルになっています。
 
 宇野榮一参事は、「大変な負担を強いることになっていることは我々も重々承知している。5億6,000万あった基金は平成19年度で枯渇し9億2,000万もの累積赤字となり、医療費が増えるほど国保税に転化せざるを得ない。やむを得ず12年ぶりに税率改正した。
 国庫負担率の引き上げなどを国に要望している。被保険者の負担軽減を少しでも実現したい。内部で協議中であり、みなさんと思いはひとつだ。できる限る努力したい」などと、回答しました。

(写真は、申し入れ風景)

 参加した40代の女性は、「課税所得が137万で国保税は39万8,100円。国保税を払ったら残り90数万円。月8万ちょっとで家族3人が食べていくのは無理です。月収11万ちょっとの中から国保税4万近くを払うなんて、普通では絶対に払えない。でも必死で払っている。どうやって払っているかというと重度の障害を持つ息子の障害者手当てを切り崩して払っている。これはどう考えてもおかしい」と、訴えました。

 参加者から「値上げによって滞納者が増え悪循環だ」「納税者の担税能力はどれくらいだと考えているのか」「市独自の減免制度を作る気はないのか」と声が上がりました。
 私は「値下げや減免の必要性は認めるのか」と迫り、市は必要性を認め「所得の3割が国保税で取られるケースがあるのは認識している。みなさんの気持ちは重々わかる。みなさんの意向は上に伝えたい」と述べました。

 「国保でほっ」どころか「国保でヒィヒィ」言っている状況です。暮らしと健康を守るための社会保障が逆に暮らしを脅かしている、この状況は変えなければなりません。
 そもそも、国が国民健康保険への負担率を引き下げたことで、国民も地方自治体も苦労を強いられているのです。政治を変えることが何よりも大切です。

 2月中旬に国保運営協議会が開かれます。それまでにさらに署名をひろげ、世論の力で引き下げや減免制度を実現させましょう。ご一緒にがんばりましょう

(写真は、署名を提出する青木榮一会長)

 新春のつどいで元気いっぱい 09.1.25(日)
 1月24日土曜日、日本共産党別府市後援会と党北部地区委員会の共催で、「日本共産党の新春のつどい」が開かれました。

 第1部では、衆議院九州沖縄ブロック比例代表予定候補の山下かいさんが訴えました。山下かいさんは、派遣を解雇された男性からの手紙を紹介しながら話しました。『……途方にくれている。悪いことをして警察に逮捕してもらえば正月も越せる……』という切羽詰まった手紙でした。

 その後、「彼は県労連に加入し仲間と力を合わせてがんばっています。」と紹介しながら、派遣法改悪に反対してきたのは日本共産党だけであることなどを話し、総選挙での躍進への決意と、日本共産党へのご支援を訴えました。

 第2部では、後援会のみなさんの踊りや詩吟、歌、フルートにオペラなどが披露されました。

 替え歌「赤い床屋」では麻生総理やカニたちに扮したみなさんが登場し、「漢字も読めずみんなあきれてクスクス笑う、チョッキンチョッキンチョッキンナ・・・」と歌い、大ウケでしたよ!

 手づくりの料理をたくさん持参して下さった方もあり、楽しい会になりました。

(写真は白石さんご夫妻)

 カツ子先生おめでとうございます 09.1.15(木)
 別府大学の子どもの遊び研究会の恩師荒金学先生を長年支えてこられた奥さんの荒金カツ子先生。カツ子先生を囲んで、1月10日、遊研OBでお祝いの会を開きました。
 学生時代からいつも大勢でお宅におじゃましてご飯を食べさせていただいたり、カツ子先生が勤めていた幼稚園で実習させていただいたり……。
 カツ子先生には色々とお世話になりっぱなしです。

 カツ子先生は、一昨年は長年のボランティア活動が評価され知事賞を受賞されました。
 また、昨年は「おもちゃ図書館もくば」の20周年を迎えられました。
 そして、今年2月16日には80歳を迎えられます。
 重ね重ね、本当におめでとうございます!

 今回は県内を中心に声をかけましたが、621人の卒業生のうち58人が参加、カツ子先生の娘さんお孫さんもふくめ総勢61人のにぎやかな会となりました。
 雪にもかかわらず山口や久留米から参加してくれたメンバーもあり、予想以上の参加者にとてもうれしく思いました。
 「楽しかったぁ!」「カツ子先生やみんなに会えてうれしかった!」とみんなに喜んでもらって本当によかったです。

 私は、言い出しっぺとして実行委員長になりましたが、大したことはできないままでした。こんな心温まる会にすることができたのは実行委員のメンバーのおかげです。本当に感謝しています。

 「今度は、湯布院の山荘『四季』まで歩こう!」という話も出ています。う〜ん……しょうがない、私もがんばって体力つけて挑戦するかなぁ……。

(写真は挨拶をされるカツ子先生)

 出初式と成人式 09.1.14(水)
 1月11日、来賓として出初式と成人式に出席しました。とても寒い日でしたが、ひめやま幼稚園幼年消防クラブの鼓笛演奏などのアトラクションもありました。とてもかわいかったですよ。

 消防職員のみなさん、日ごろから本当にお疲れ様です。消防団の方々も、仕事を持ちながらさぞ大変だと思いますが、よろしくお願いします。家族や職場の理解と協力があってこそですね。

 私たち市民も防火のために努力したいと思います。

 成人式では、式典の後、今年初めて「音泉タウン音楽会&20歳の感謝の手紙」という記念行事がありました。
 いろいろなジャンルの歌のコンサートの後に、二組の親子が「ありがとう」の手紙と「おめでとう」の手紙を朗読し、感動しました。
 最後には「翼をください」を会場全員で歌いました。

 私は数年前、「もっと新成人が主人公の成人式にできないか」と市議会で何度か質問した経緯があります。そして、プロローグとしてお祝いのビデオ「誕生から20年間の記録」が始まりました。
 各中学校の恩師からのお祝いメッセージビデオも会場に流されます。

 今回の新しい取り組みをうれしく思いました。せっかくの企画なので、もっとたくさんの新成人に最後まで会場に残ってもらうために、さらに知恵を出し合いたいですね。

 新年のごあいさつ 09.1.3(土)
 新年にあたり、ごあいさつ申し上げます。昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。
 今年もみなさんの声を届け一生懸命がんばります!

 我が家は義母の喪中と言うこともありますが、今年はどうも「あけましておめでとうございます」というご挨拶はする気持ちになれないですね。

 派遣切りなどで、多くの方が職や住居まで失う中でのお正月となりました。
 1月2日に私の携帯に相談の電話が入り、その方は食べるものにも困る状況だと訴えられました。取りあえずお餅など当面の食糧等を差し入れして、5日(月)にもう一度会うことにしました。詳しい話はこれからになります。

(写真は、赤旗日刊紙1月1日号と紅茶。私は喫茶店で赤旗を読んだり読書したりするのが好きです)

 派遣切りの問題は、「規制緩和」による派遣労働の自由化をすすめてきた、政治の責任です。この派遣労働の自由化に一貫して反対してきたのは日本共産党だけでした。

 トヨタやいすゞ、キャノンにも日本共産党の志位和夫委員長が直接乗り込むなどして懇談し、社会的責任を果たすよう強く求めました。多くのみなさんと力をあわせることで、いすゞに期間社員の解雇を撤回させたことは画期的な成果でした。

 トヨタだけでも14兆円近い大変な内部留保(ため込み)があり、減収とは言え大企業は雇用を守る体力は充分あります。安易な首切りで目先の利益を守るより、今は苦しくても雇用の社会的責任を果たした方が、結局は内需を安定させ、企業にとっても利益になります。安易な首切りは少し長い目で見れば、企業にとっても自殺行為です。

 今後も私たちは、大企業・大銀行の横暴を許さず雇用や営業を守るため、みなさんとご一緒にがんばります。ご支援のほどお願いします。

 日本共産党は、企業・団体献金を1円も受け取っていない唯一の政党です。だからこそ、大企業や大銀行に対しても、遠慮なくズバリとものが言えるのです。

 一方、自民党や民主党などは、大企業・大銀行から献金をもらっているので大企業にものをいうどころか、ものを言われる立場です。

 今年は総選挙の年。命と暮らしを守るため、いつでも国民の立場でがんばることのできる日本共産党を、ぜひ大きくして下さい。もっともっと発言力を大きくして下さい。私もがんばります。

 一票一揆で日本の政治をチェンジするチャンスです。
 国民より大企業を優先する政党、アメリカ言いなりの政党では、国民の暮らしは守れませんよね。

(写真は、1月3日に日本共産党市議団3名で市内をまわり、新年のごあいさつ)

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