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 議員という仕事柄、たくさんの人とお会いします。また、市内、県下は当然として、日本中をとびまわることも多いのです。誰とお会いしても、どこを訪問しても、教えられることがたくさんあります。そんな活動の一こまを、写真とともにご紹介いたします。

 ひとり親家庭の医療費助成で県に要望 12.8.27(月)
 県へ要望書を手渡す
 18才までの子どもがいるひとり親家庭の医療費助成制度について、立て替え払いの必要がない現物給付に改善されると聞き喜んでいたところ、1日500円の自己負担が導入される方針だとわかりました。

 7月20日、大分県生活と健康を守る会連合会の交渉の席で、県は、ひとり親家庭の医療費助成制度について、初めて「負担軽減と子育て支援の観点から医療費の現物支給化を実施する」と回答しました。
 県は、ひとり親家庭は厳しい経済状況に置かれていることが多く、仕事と子育ての両立による負担が大きいと、その理由を説明。その席では「医療費の一部負担を導入する」など一切明らかにしていませんでした。

 ところがその後の調査で県は、県下一斉に12月の診療分から現物支給方式に改善する一方で、親の医療費は1日500円(通院は負担上限・月4回、最大月2000円まで。入院は負担上限・月14日、最大7000円まで)の一部負担を導入する方針であることがわかりました。
 今は親子とも無料で、いったん立て替え払いが必要です。

 8月24日、私たち県下の日本共産党議員らは、堤栄三県議とともに大分県知事あてに要望書を提出。

1.自己負担の導入を行なわないこと、
2..市町村が独自の助成を実施する場合は県としても推奨すること、

 の2点を要望。県の福祉保健部長や子ども子育て支援課長らが対応しました。

(県への要望書は こちら

 県への申し入れ風景
 永松部長は1日500円の自己負担を導入することについて、

1.子ども医療費助成制度など他の制度との均衡を図る
2.他県の状況を考慮
3.県や市の財政状況が厳しい

 という3つの理由をあげ、「自己負担導入はやむを得ない。ご理解いただきたい」と説明。また、市町村独自の助成については、「そもそも市町村事業であり、県としては市町村の判断を尊重する」と回答しました。

 これに対し、私は「大分県は子育て満足度日本一をめざしているなら、他県に先駆けて無料とすべきだ。他の制度との均衡というが、子ども医療費助成制度は、大分市以外は自己負担なしで市町村が厳しい財政状況の中で努力している。県の負担があれば助かるのに、市が独自助成しているのはそれだけ要望が強いからだ」と主張しました。

 中津市議の川内さんも「ファミレスで深夜2時まで働いている母子家庭のお母さんに意見を聞いたが、2000円の負担は大きいと言っている。糖尿病で通院している方も生活保護ギリギリの生活だ」と実情を訴えます。
 また、「市町村は県下統一でと説明を受けたと受け取っている」「市町村にすぐに連絡してほしい」など、みんなでがんばりました。

 県は「親は1日1000円、子どもは500円の自己負担を考えていたが、ひとり親家庭へのアンケートで年間所得100万から200万の世帯が圧倒的に多く、子育て満足度日本一をめざす大分県として、子どもは無料、親は500円に、となった。市町村に対しては指導する立場ではない。やってはならないなど言えるはずがない。市町村独自の判断というのは当たり前のこと。近日中に市町村に連絡する」と話しました。

 年間100万から200万という低所得での生活で、入院したら7000円などの自己負担はとても大変です。今後も、自己負担をなくすためにがんばります。


 広島にも行きました 12.8.5(日)
 広島お好み焼きみっちゃんにて
 7月23日、自治体学校の帰りに広島にも行きました。

 一緒に行った宇佐市の共産党市議今石靖代さんは、学生時代を広島で過ごしています。彼女の先輩が広島で共産党市議をしているので、国保税や児童クラブ・児童館のことを勉強したいと、広島で寄り道。
 長年その運動にたずさわってきた方からお話しを伺い、勉強になりました。

 広島では児童クラブを「留守家庭子ども会」と呼びます。「学童保育」という言葉が全国にひろがる前から学童保育があるんですね。

 広島市の児童館にて今石さん
 1960年代、「ポストの数ほど保育所を」の合い言葉のもと、全国で保育所を増やそうという運動がもり上がった時期に、留守家庭子ども会も児童館も増やして行ったそうです。今も、留守家庭子ども会は公設公営を守っています。
 保護者会が署名活動をするなど、運動の中で守ってきたそうです。小学校の隣に児童館があり、児童館の中に留守家庭子ども会がありました。

 私は別府〜浜松間の新幹線とソニックの切符を往復で買ってしまい、その精算にも失敗……。なんでこんなに、どんくさいかなぁ。「どんくさい」って大分弁ですよね……。ドジ+マヌケというか、そういう感じ……。


 べっぷ市議会だより 12.7.30(月)
 別府市議会が市議会の報告をする市議会だよりを年5回発行しています。

 私はこの議会報の編集委員会のメンバーですが、昨年から何度か私が撮った写真を議会だよりの表紙に使ってもらっています。

 今年の8月1日号の表紙は、去年の由布川渓谷祭りの時に撮った写真です。
 来年の表紙を意識して写真を撮るようになりました。来年用は大鬼蓮乗りかなぁ。


 自治体学校in浜松 12.7.29(日)
 自治体学校、学校長の開校あいさつ
 7月21〜23日静岡県浜松で行なわれた自治体学校に参加しました。

 まず、学校長の中島信氏(徳島大学名誉教授)が開校式であいさつされました。「学校とは何かについて、フランスの詩人L.アラゴンは『教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと』という美しい定義を残しているが、希望を語る人・誠実に学ぶ人の共同体が学校です。地方自治の現場には多くの困難が折り重なっているが、ぜひ展望を語り合い、ホンモノの地方自治への進路を開きましょう」

 「教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと」──この言葉は、青山高校の時にいつも言われていた言葉で、胸に響きました。

 パネル討論。左からコーディネーターの傘木さん、浜松市学校給食調理員の宮下さん、大田区生活保護面接員の渡辺さん
 パネル討論では、浜松市給食調理員の宮下さんや東京大田区の生活保護面接員渡辺さんら5人がパネラーとして登場しました。

 浜松市はH17年に12市町村が合併し、旧市町村で実施していた給食センターと自校給食と民間委託とが混在しているそうです。宮下さんは浜松市の学校給食の状況をこう話しました。

 「民間の会社ではパートさんがなかなか定着せず毎週のようにパートの募集が出ています。私たちの仕事は、1年や2年では一人前になれません。技術を要する仕事なのです。給食を民間委託している学校では、時間に間に合わない、野菜が煮えていない、味が日によってバラバラ、焦げている、つぶれてしまっていた、などの声がよく聞かれます。そこで働く人が定着していないのが原因です。私たちが自負している職の専門性が問われるのではないでしょうか」

 参加者に感想や質問があれば書いて出すよう呼びかけがありました。
 「会場から『そんな給食を出しているなんてありえない』『あってはならない』という主旨の意見が出ているが、残念ながら実際にそういう給食が子どもたちに出され、子どもたちが食べているんです」と宮下さんは話しました。

 私たちが危惧していることが実際に起きてしまっている実例なのです。私もショックでした。

 自治体学校歓迎文化行事
 太田市の渡辺さんは、「お笑い芸人の母親が生活保護を受けていたという報道をきっかけに、生活保護バッシングが噴出している。これは、経験したことがない事態。しかし、日本の生活保護受給率は1.6%。1951年度の2.4%に比べても低く、ドイツ9.3%、フランス5.7%に比べても低い。2010年度の『不正』受給は0.38%で、言われているほど多くない。しかも、高校生のアルバイト収入は申告しなくていいと誤解していたなど、さほど悪質とは言えない事例も多い」などと話しました。

 そして、渡辺さんは自作の歌を歌いました。「傷名(きずな)」という札幌で起きた姉妹の孤立死を歌った歌です。

  二人の姉妹が死んだ
  凍てつく部屋の中で
  姉さんは病死だった
  妹は餓死で死んだ

  なぜ二人は死ななければならなかったのか
  誰に二人は殺されたのか

 歌を聴いて涙が出ました。


 ひとり親家庭は窓口無料に 12.7.26(木)
 県との交渉風景(1)
 ひとり親家庭の医療費窓口無料になります

 生活と健康を守る会は、毎年県や市、国とも交渉を続けてきました。別府市の会も51年の歴史があります。
 この生活と健康を守る会の県連は、7月20日、大分県と交渉しました。
 事前に提出した37項目について県より文書回答があり10時半から3時半まで話し合いました。

 その中で一番うれしかったのが、ひとり親家庭の医療費助成制度のことです。
 この制度は18才までの子どもを持つ母子家庭父子家庭の子どもと保護者の医療費を助成するものです。

 県との交渉風景(2)
 今はいったん窓口で立て替え、手続きをすれば後で戻ってくるのですが、これを立て替え払いの必要がない現物給付にすべき、と長年求めてきました。
 この件で「現物給付方式を実施する」つまり、窓口無料化にするという回答が初めて出たのです。
 やった!よかった!生健会も共産党も毎年毎年県に要望してきました。市議会でも粘り強くがんばり、市町村からも県に求めてきました。それがやっと実るのです。

 文書回答で大分県は「ひとり親家庭は、厳しい経済状況におかれていることが多く、仕事と子育ての両立による負担が大きい現状にあります。これらの負担を軽減するため、また、子育て支援の観点からも」窓口無料化を実施する、とあります。
 私たちの質問に答えて「市町村で9月議会を目途に条例改正し、12月くらいを目途に県下の18市町村がいっせいにスタートしてもらうよう、協議しお願いしている」と答えました。

 県との交渉風景(3)
 残るのは、重度障がい者医療費の窓口無料化です。
 県民の願いに応えて窓口無料化にしたら、国からくる国民健康保険の国庫負担金が県全体で7億7000万円(試算)も減らされるというのです。
 県も私たち共産党も「おかしい。やめてくれ」と言い続けているのに、国のやり方は本当にひどい!
 この国のペナルティがネックです。今後も力をあわせてがんばりましょう。

 自然エネルギー視察ツアー 12.7.21(土)
 八丁原地熱発電所
 7月19日、日本共産党の大分県下の議員らで、県下の自然エネルギーを視察研修しました。
 何と言っても大分県は自然エネルギー日本一ですから、原発をなくして自然エネルギーに転換をと主張している共産党としては、勉強しておかないとねぇ。

 まずは、九重町にある九州電力の八丁原(はっちょうばる)地熱発電所です。
 ここは日本最大の地熱発電所です。くじゅう高原の地熱を活かしたこの発電所はバイナリー発電も含め11万2000kWの発電出力があります。年間発電量は約24万2000世帯分。

 八丁原地熱発電所を視察する平野・えんど
 参加者の質問は「温泉に影響はないの?」答えは「大丈夫です。温泉とは別なんです。モニタリングで温泉には影響はないと確認されています」とのことです。
 地熱発電所を増やすにあたっての問題は、国立公園の規制。その規制ができる前にこの発電所ができたことや、規制の緩和がすすめられていることの説明がありました。
 地球のエネルギータンクである地熱貯留層がカラにならないよう、長く使えるように地下を監視し調整しながら運転しているそうです。

 すごいと思ったのは、九電は地熱発電の技術を輸出しているし、海外からの研修も多いということです。
 日本の地熱発電所は世界8位。でも、日本の地熱資源は世界3位だそうです。まだまだ、この資源は活かさないともったいない。

 日田市浄化センター・小水力発電
 次に行ったのは、日田市の浄化センター。
 市の施設で、小水力発電や太陽光発電、消化ガス発電(バイオマス発電)の施設をもっています。
 小水力発電は、機械と工事などで2000万円近くかかったけど、発電出力は3.7kW。もとはとれないそうですが、小学生が毎年700人見学に来るし、「啓発のためにも」と設置したということです。
 消化ガス発電(バイオマス発電)タンク(左)とタービン(右)などを視察
 消化ガス発電(バイオマス発電とも呼ぶ)は、発電出力95kW(一般家庭240軒分の消費電力に相当)。
 作った電力はこの施設で使っています。必要量の25%をまかなっているそうです。

 もう一つサッポロビールにも行きました。

途中の道路が通行止めのところもあり、八丁原では突然の雷雨。雷が落ちると危ないとのことで、八丁原では屋外の見学は無理でした。
 豪雨被害が大変ななか、お世話になりました。おかげで勉強になりました。

 他にも行ってみたい施設がいろいろあります。また行きたいですね。


 別府でも雨の被害 12.7.15(日)
 ブロック塀が壊れてYさん宅へ
 7月13日午後、「さっきの大雨でブロック塀が倒れたんよ!来て〜!」と私の携帯に電話。Mさん宅のブロック塀が壊れてYさん宅に倒れてきたのです。
 それは大変!市役所にも連絡しつつ急いでとんで行きました。

 区長さんも駆けつけていました。
 市役所は「この場合はお互いに話し合っていただかないと。市道に倒れてきたなら撤去しますが……」「今あちこち被害があり跳びまわっていて……。後日見に行きます」と言います。

 「いやいや、ブロックを片づけた後に来てもらっても困るんですよ。雨水があちこちの道路からAさん宅や隣のMさん宅に集中して流れ込み大変だと、何度も市に相談してた場所で起きたことなんよ。今夜もかなり降るって言ってるし……」と言って、市役所の担当者に来てもらいました

 ここまで水が来たとKさん宅
 別府は坂の町。AさんMさん宅からYさん宅に、そこからKさん宅に……と大量の雨が流れ込み、Aさん宅もKさん宅もあと一歩で床上浸水しそうになったこともありました。空き地がなくなってひどくなりました。
 これまでも一定の対応はしてもらっているけど、解決には至っていないのです。状況を見てもらい問題点を話して、とりあえず土嚢を積んでもらうことにしました。今後、なるべく早く根本的な解決ができるよう、市役所と相談し取り組みます。

 別府は日田や耶馬渓などと比べると被害はひどい方ではないけれど……。竹田の豪雨被害も本当に深刻ですね。お見舞い申し上げます。今後も被害の拡大が心配です。

 合併の影響で行政の対応が十分できていないと、共産党中津市議は言います。別府市でも正職員がどんどん減らされています。今後もさらに減らす計画ですが、災害時の対応など住民サービスの低下が心配で、私たち日本共産党ははこれ以上の職員削減には反対です。


 国民平和大行進 12.7.14(土)
 先頭からえんど久子、平野文活市議
 7月12午後と13日午前、平和行進に参加し、東別府から関の江まで歩きました。
 毎年原爆の日を前に全国で取り組まれています。別府を通るコースは宮崎から広島までのコースをリレーで歩きます。
 大分県をすべて歩き通す「通し行進者」は、昨年に続き大分市の田辺直子さん。76才の遠入建夫さんも県内のほとんどを歩きます。
 どしゃ降りの雨の中で
 12日は暑くて汗びっしょり、13日はどしゃ降りの雨でカッパを着ていても雨でズボンも靴もびっしょりでした。
 85才の白石昇さん(元別府市議)は昨年まで歩いていましたが、今年は先導カーに乗っての参加です。軍国少年だったという白石昇さん。原爆投下直後の広島を実際に見たそうです。白石さんからこんなお話しを聞きました。
 東別府で大分から引き継ぐ。左から白石昇さん、遠入さん、あいさつする田辺直子さん
 1943年10月1日特攻隊の一員として鹿児島海軍航空隊の予科練に入った。結核をやっていたので通らないと思ったが、予想外で身体検査などを通った。

 父親から「人のしないこと嫌がることをすすんでしろ」と言われたので、自分で弁当も作り学校に通った。予科練では便所掃除や炊事など、人が嫌がることも何でもした。

 便所掃除といっても今のトイレ掃除とはわけが違い、臭く汚いのでみんな嫌がった。その姿勢を認められ級長的な役である期長になり、「総員起こし」というみんなを起こしたりする指導的な役をするよう命じられた。

 バットで同期の尻を叩くこともある役をしなければならなかった。今でいう経理学校に行けば将校になれるので行くよう言われたが断った。

 手前から遠入さん、広次大分市議、田辺さん
 「総員を指揮して台湾に行け」との命令で、260名を引き連れて台湾に行くことになった。通常1週間で着くところを2週間かかった。

 期長として「総員整列右向け右!」と指揮をした。しかし、自分もみんなも階級は同じだし同級生だった。ゼロ戦を上回るアメリカの飛行機が台湾でも飛びまわり、赤とんぼと言われる練習機は台湾沖航空戦で全部やられた。

 そのため、我々は帰国することになり、1945年3月1日門司港に着いた。命からがらの帰国だった。我々より1週間遅れた船はアメリカにやられて沈没、全員死亡してしまった。 

 前列右から毎日運転の加藤さん、私、白石昇さん、のぼりに隠れた恥ずかしがり屋さんもいますね
 その後、福島県郡山に赴任。アメリカの戦闘機が郡山にも来て、飛行訓練もできないままだった。
 「飛行機に乗れない特攻」と言われた。「回天」と言ってハッチを閉めて中からは開かない潜水艦に乗って体当たりする人間魚雷もあり、我々の仲間がかなり「回天」にも行った。

 パイロットの前は全部爆弾というシロモノで、敵に体当たりする前に訓練中などに死んだ若者も多く、1万人近い仲間が死んだらしい。

 1945年(昭和20年)玉音放送が12時からあると整列して聞いたが、雑音ばかりで何を言っているかわからなかった。上官に聞くと「日本が負けた」と言われ、初めて敗戦したとわかった。

 別府市役所で副市長と懇談。奥が白石さん。広島での体験を少し話されました
 除隊され、8月24日に貨物列車で郡山を出発。8月26日に広島駅に着いた。駅が高いのでよく見渡せるが、広島の町はすべて焼き尽くされ何もなかった。広島弁では語尾に「・・・ハァ」とつけるが、広島出身の仲間が自分の家がどこかさっぱりわからず、「俺とこハァ、どこやったかハァ」と言ったのを覚えている。
 当時は、原爆とは知らず新型爆弾と呼んでいた。その後、自分は佐伯に帰ったが、広島に帰った仲間の多くが放射能の影響で原爆症になり亡くなった者もいたし、皆苦労したようだった。

 被爆直後の広島を目の当たりにした経験が原水禁運動に携わる自分の原点だ。別府で平和行進を始めたのは1955年だったと思う。佐藤文生(ぶんせい)県議が会長、社会党の加藤柔郎県議、後に共産党県委員長になった清原靖弘さん、城一彦さん、そして自分らが参加し、なかよし公園で出発式をした。

 ──白石さん、大変貴重なお話しをありがとうございました。続きもまた聞かせて下さい。


 豪雨被害とても大変です2 12.7.13(金)
 床下の泥出しをするえんど久子
 7月11日、中津市耶馬渓に豪雨被害の支援に行きました。先日は宮園という地域で、今回は大島で泥だし作業をしました。

私は、宇佐方面の高速道路を通って行くはずが、霧がひどくて福岡方面に行ってしまいました……。
 何とか引き返しましたが、ほんと、どんくさいなぁ……。

 耶馬溪町大島津留の住宅。壁の下半分まで浸水し、泥がついている
 今回は住宅の床下の泥出しです。床板をはがして泥を出すのです。多くのボランティアの方ががんばっています。

 私たちも別府や宇佐など各地からお手伝いに行っていますが、息の長い支援が必要です。田んぼの水路の泥出しなど、まだまだ手がついていない状況です。
 なかなか長時間の作業は大変だし、少しずつしか進まないので人手が必要です。

 通行止めになった山国川にかかる橋。耶馬溪町宮園橋本
 ぜひ、時間を見つけてボランティアに参加していただけるとありがたいです。長靴・着替え・昼食持参で、汚れてもよい服装でお願いします。

 連絡は日本共産党北部地区委員会?0977-22-6576までお願いします。


 豪雨被害とても大変です 12.7.9(月)
 落ちた山国川の橋
 7月3日の豪雨で大変な被害が出てしまいました。日田市や中津市・宇佐市などで住宅は全壊3、半壊1、一部損壊3、床上床下浸水約2800戸と報じられています。道路被害や土砂崩れなども大変です。
 顔が見えないけれど私です。腰が痛くなってしまうのに、現地のみなさんは毎日この作業です
 私は7月7日、中津市耶馬渓に水害の後かたづけのお手伝いに行きました。午前中はずせない用事がありましたが、毎日気になりながら行けなかったので、午後から行きました。
 耶馬渓に到着したのは夕方4時前。共産党の市議さんや支部のみなさん達は毎日毎日大奮闘していて、この日の作業を終えようとしていたところに私が到着。何とも私らしいまぬけなタイミング……。
 それでも1時間だけ泥だしをお手伝いしました。
 片付け作業が進む耶馬溪水害
 せっかく行ったので、その日はFさん宅に泊めて頂くことに……。突然なのにありがとうございました。お手伝いに行ったんか、お世話になりに行ったんかわからんやん・・・。

 8日もつづきの作業で、川沿いの商店の地下室の泥だしをお手伝いしました。私は午前中しか時間がとれず、ほんの短時間ですみません。被害にあった方や家族の方、地元の方は本当に大変です。
 また、近いうちにみんなでお手伝いに行きますね。本当にお疲れさまです。心からお見舞い申し上げます。


 青山中学校体育館の建て替え 12.7.7(土)
 卒業式が行われた青中体育館
 私や娘たちの母校、青山中学校の体育館の建て替えが決まり、7月5日工事の安全祈願祭が行なわれました。

 3月市議会で予算を可決、6月市議会で工事請負契約の締結の議案が可決されました。工事費は2億7000万円あまり。

 私は10年ほど前から、青中の校舎や体育館の改修や建て替えを議会でくり返し求めてきました。
 地域の方も含めた検討委員会でいろいろな意見が出され、管理棟と北校舎は歴史のある校舎を活かした大規模改修が行なわれました。
 体育館については、建て替えの際にも現在の床材を活かしてほしいという声を紹介し、何らかの形で床材を活用するように、また、バリアフリー化や避難所としての配慮についても議会で求めてきました。

 青中新体育館完成イメージ図
 体育館の床材は桜と聞いていましたが、実はイスノキという耐久性や保存性が高く光沢がある貴重なものだそうです。今年6月市議会で私の質問に対し、イスノキの床材は体育館の玄関ロビー両脇の仕切り板として設置されると答弁がありました。
 また、バリアフリー化され、災害時に備えた物資を保管する倉庫も設置される、との答弁でした。ありがたいですね。

 新体育館は1307平方メートル、バスケットコートが3面とれる広さになります。完成は来年2月。卒業式は新しい体育館で行なわれる予定で、完成が楽しみです。


 特別委員会視察 12.7.7(土)
 7月2日、広島県廿日市市にて予算審議などについて研修
 行財政・議会改革等推進特別委員会の視察研修で、7月2日〜4日、広島県・山口県の4市に行きました。

 廿日市(はつかいち)市・宇部市では予算特別委員会など予算審議の方法について視察。別府市議会では、今は各常任委員会に分かれて提案された予算を審議していますが、予算特別委員会を設置してはどうかと、検討中です。

 山口県下松市にて、くだまつ防災メール配信について勉強
 下松市では、くだまつ防災メール配信サービスについて研修しました。
 ちょうど豪雨のためお忙しいところ、防災担当の職員さんから説明いただきました。
 登録者の携帯電話などに防災に関する情報などをメールで一斉配信するサービスを行なっています。気象庁からの情報のうち地域に関係するものを自動配信するため、24時間自動配信されるそうです。

 また、避難情報や避難所開設情報などの防災情報も配信されます。くだまつ出前市議会(議会報告会)についても議長さんから説明をいただきました。

 山口県山陽小野田市で議会報告会について研修
 山陽小野田市でも、市議会として議会報告会に取り組んでいます。

 私たちは個人的に議会報告会を開いていますが、市議会全体としての報告会を特別委員会で検討しています。


 住宅リフォーム助成制度いつに? 12.6.4(月)
 ミヤマキリシマが美しい平治岳
 げんきニュースにも書きましたが、いま開かれている6月市議会にも住宅リフォーム助成制度の予算は提案されていません。一体いつになったら始めるつもりなのか……。

 私は「私たちは7年も8年も前から求め続けている。前向きな答弁を議会でしてから1年3ヶ月も引き延ばして、今回も提案されていないことが非常に不満だ。なぜ提案しないのか。景況調査の結果でも建設業はマイナスでどこの業者さんも本当に大変だ。早く経済対策を取る必要がある。これでは決められない政治ということになる。市長のゴーサインさえあればできるんじゃないのか」と、実施時期を明らかにするよう迫りました。
 しかし、副市長は「引き延ばしているつもりはない」などと言うし……。これを引き延ばしと言わずに何と言うのでしょうか。

 珍しいミヤマキリシマの白
 市長は「やるという決断はしている。早い時期に実現できるよう、別府独自のものを作るよう詰めの作業をしている。必ずやるので、信用していただきたい」などと言われても、「早い時期に早い時期にと言うばかりで、これまでも新年度に必ず、6月には必ず、と言って来たのに、検討する時間は充分あったはず。実施時期を明言してほしい」と何度も詰め寄りましたが、とうとう実施時期は「ご勘弁を」と明らかにしません。
 私は「必ず9月議会には予算の提案を」と念を押しました。

 本当に悔しいですねぇ。浜田市長は、市民のみなさんの生活実態をわかっていないのではないでしょうか。市民のみなさんから「別府市は何でも遅い!」とお叱りを受けます。引き延ばしても何にもいいことはありません。市民のみなさんとご一緒に力をあわせて、9月議会には必ず提案させるようがんばりましょう。


 外国人による日本語弁論大会 12.6.4(月)
 外国人による日本語弁論大会・出場者のみなさん
 第35回外国人による日本語弁論大会。1960年から毎年開催されているそうですが、今年は別府市のビーコンプラザで開かれ、11人が流暢な日本語で主張を繰りひろげました。中国人のデン・ヤさんはいきなり「トイレの神様」を歌い始めるなど、みなさん個性も表現力も豊かです。

 私たちも会場審査員として審査に参加しましたが、投票したい人が多く迷ってしまいました。
 中でも私は、ウズベキスタンのニモゾフ・ウルグベクさんの話しに心を打たれました。

 みんな熱弁で審査に困るほどです
 ウズベキスタンに抑留された日本人が強制労働の中で建設した劇場だけは、大地震でもビクともしなかった。他の建物はその地震でみんな壊れた。それを知っているおじいさんは、日本人はいつでもどこでもどんな状況の中でも心を込めて頑張る、といつも話していた。
 自分は東日本大震災の際にそれを感じ、日本に来たばかりで大変な時だったが、日本人の勤勉で人を思いやる姿に勇気づけられた」

 ──ニモゾフ・ウルグベクさんは要旨以上のように話しました。
 外務大臣賞の山崎ランサムどりあさん
 外務大臣賞を獲得したのはアメリカ出身の山崎ランサムどりあさん。
 現在は千枚田(棚田)の豊かな愛知県新庄市に住む主婦、女の子3人のママです。
 「アメリカには旬という感覚はないが、四季の自然豊かな日本の田舎が世界に誇るべきものは多い。貴重な宝物だ」と語りました。

 私は、日本人としての誇りを呼び起こされた気がしました。

 出場者らが語り合うトークセッションでは、「日本人のお母さんが自転車の前と後ろに子どもを乗せて走る姿に、曲芸かと思ってびっくりした」「インドネシアでドラえもんのテレビを見て育ったので、日本に来てどら焼きを食べてうれしかった」など、いろいろな本音が飛び出し、とても楽しかったですよ。


 厚生消防委員会視察 12.5.26(土)
 摂津市役所前にて
 5月21日から23日まで、厚生消防委員会視察で大阪と東京に行きました。

 21日は、大阪摂津市で消防団強化対策について視察しました。
 現在、全国的に、就業構造の変化等によって消防団員のサラリーマン化が進み、平日昼間の消防力低下が問題になっています。

 摂津市では、全国で初めて自衛消防隊員とポンプ車を持つ企業に登録してもらい、機能別消防団として平日の昼間に消防活動を担ってもらう、ということもしています。

 中野区役所にて
 22日は東京に移動し、「中野区地域支えあい活動の推進に関する条例」を勉強させてもらいました。
 中野区では、ひとり暮らしの高齢者などを地域で支えあい安心して暮らすため、昨年4月この条例を施行しました。情報の提供と同時に、情報を取り扱う人が守るべき義務を定めた条例で、全国初の取り組みです。

 70歳以上のひとり暮らしの方と75歳以上のみの世帯は、登録に同意しない人以外の人を名簿登録。
 障害者手帳所持者は、名簿登録に同意した人の名簿を登録。他にも本人が希望し区長が認めれば名簿登録できます。

 その名簿は希望する町会・自治会の民生・児童委員、警察・消防署に情報提供されます。名簿の管理や個人情報の保護については、慎重な取扱いを定めています。町会・自治会に対する守秘義務を定め、協定書を結び、名簿管理者と閲覧者を指定し研修を行ない、罰則規定まである、というものです。
 町会・自治会ごとに支えあい活動計画を作り、防犯パトロール、防火啓発のチラシ配布に伴う訪問活動、高齢者対象のお茶会などの活動を行なうそうです。

 各地で孤立死が相次ぎ無縁社会が問題になる中、進んだ取り組みとして、大変勉強になりました。別府で活かせれば、と思います。

 消防博物館で消防服を体験
 23日には東京消防庁の消防博物館を見学しました。

 日本共産党演説会 12.5.21(月)
 野口ふれあい交流センター
 5月20日、別府で日本共産党演説会が行なわれました。
 別府を中心に中津・宇佐など大分3区内から約250名の参加がありました。多くのみなさんにご参加いただき、本当にありがとうございました。
 宮部和子さん
 8月26日投票で行なわれる日出町議選の補欠選挙を闘う宮部和子さん(日本共産党日出支部女性部長)と──
 大塚光義さん
 ──大分3区の小選挙区候補として総選挙を闘う大塚光義さん(日本共産党大分県北部地区委員長)が、力強く決意表明。
 赤嶺政賢衆議院議員
 赤嶺政賢(あかみねせいけん)衆議院議員は、消費税増税問題についての日本共産党の対案を中心に、国会の様子などを要旨、次のように語りました。

 日本共産党は消費税増税にはキッパリ反対し、反対だけでなく対案を具体的にしめしている。
 民主党・自民党・公明党は、大局では消費税増税は必要だという考え。消費税増税に向けエールを交換する、全く緊張感のない国会だ。
 野党時代野田首相は国会で「消費税は最も愚かで最も無意味で最も破壊的な経済政策になる」と発言しているのに、今はその消費税増税に命をかけるという。多くの新聞は消費税増税の必要性を報道しているが、世論調査のたびに反対が増え、その声は日増しにひろがっている。

 満員の聴衆
 消費税に頼るのではなく、億万長者や大資産家にはその資産に応じた税金をかける、生活費には税金はかけない、累進課税に戻すことだ。

 大企業には今年度も法人税を1.4兆円も減税した。しかし、大企業の法人税は表面的には40%だが、実際は大企業ほど低く多くが10数%。派遣労働に切りかえ、貯めこみどんどんを増やしてきた。

 鳩山首相時代に共産党の志位委員長が大企業の内部留保(現在260兆円)について質問した後、鳩山首相が志位さんに「本当にそんなに貯めこみがあるんですか?内部留保から何とか税金を取る方法はないですか?」と聞いてきた。

 志位委員長は「内部留保として貯めこむのでなく、正社員を増やし働く人の賃金を上げ、その労働者が税金を払ったり消費したりして社会に還元することですよ」と教えてあげた。

 訴えをするえんど久子
 ──こんな裏話も紹介しながら、消費税増税をくい止めるためにも日本共産党を大きくのばしていただきたい、と訴えました。

 比例代表で九州沖縄ブロックから、赤嶺せいけんさんと田村たかあきさんの2人を必ず国会に送りたい。みなさんのご支援をよろしくお願いします。


 日本共産党演説会へご参加ください 12.5.17(木)
 日本共産党の「提言」(ダイジェスト版の全文は こちら )
 5月20日(日)午後1時から、赤嶺政賢(あかみねせいけん)衆議院議員を迎えて別府で日本共産党演説会を行ないます。場所は野口ふれあい交流センター(旧野口小学校の体育館)です。どなたでも参加できます。ぜひお気軽においで下さい。
 赤嶺さんは沖縄出身。小柄な体で、きのうは沖縄、きょうは大分、今夜は東京と跳びまわりつつ、いつもおだやかな笑顔が素敵な方です。(見習いたい……です)

 消費税増税に政治生命をかけるという野田首相。私たち日本共産党は、消費税に頼らずに社会保障も充実できるし財政再建もできます、という提言を出しています。
 「へぇ……、そんなことができればねぇ……」と言われますが、どうやったらそんなことが可能なのか、赤嶺せいけんさんがお話しします。そのさわりを少しだけ。

 消費税増税で税収全体はマイナスに……
 「次の世代に借金を残さないために消費税を上げる」なんてことを言っていますが、消費税を上げると逆に国の財政は悪くなるんじゃないですかって話です。消費税が3%だった1996年と5%に上がった後の2010年を比べると、消費税収は増えたけど(上のグラフのピンクの部分)、全体の税収は14兆円も減っています。
 所得1億円を超えると下がる税率
 そこでどうするか。フランスなどで富裕層に増税を、という方向にすすんでいますよね。日本では大金持ちほど所得税の負担率が低いことを知っていますか? 所得1億円を超えると税率のグラフは下がっていくのです。(上のグラフ)
 日本共産党は、「そんなのおかしいでしょ。お金持ちほど高い税金払ってもらいましょうよ。それが当たり前でしょ」と当たり前のことを主張しているのです。

 大企業から献金をもらう民主党や自民党などは大企業に頭が上がらず、どんどん大企業に減税してきました。しかし、日本共産党は企業献金をいっさいもらわないので、大企業へこれ以上の減税はもうやめましょう、と遠慮なく言っています。

 このふたつで8兆円〜11兆円の財源が作れます。

 それに、税金の無駄づかいをなくすこと。「それは民主党も言ってたけど、できてないやんか」というあなた。共産党はしがらみがないから、タブーなくズバリと切り込めるんです。そこが民主党や他の政党との大きな違い。

 ダムのような大型公共事業や、米軍への「思いやり予算」、原発推進予算、政党助成金、機密費などなどで、3.5兆円の財源が作れます。
 共産党は政党助成金は受け取っていません。しかし、共産党以外の政党は毎年320億円も国民の税金から交付金をもらっています。震災後も受け取り続ける厚かましさにはあきれてしまいます。一番にやめるべきでしょ。

 ぜひ、日本共産党の話しを聞いてみて下さい。会場は、北浜から別府駅に向かい、近鉄デパート跡地の空き地と伊予銀行の間の道を右折、ずっとまっすぐ行くと富士見通りの手前左手に会場となる「野口ふれあい交流センター」があります。


 鹿嵐山に行きました 12.5.10(水)
 鹿嵐山、山頂にて
 ゴールデンウイークに久しぶりに山の会で山に行きました。

 鹿嵐山(かならせやま)758メートルに行きましが、新緑がすばらしく、シャクナゲなどの花もきれいでした。

 鹿嵐山の石楠花(シャクナゲ)
 ヤブデマリ、アケビ、ツリバナマユミ、カキドウシなど、めずらしい花もたくさん教えてもらいました。

 すぐにどれがどれかわからなくなるけど……。

 メンバーの荒木さんは植物のことを何でも知っていてびっくりです。

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